賃貸物件を借りる時に支払う敷金は、
入居時のチェック
入居時には、チェックリストを詳細に確認することが重要です。もし物件に損傷があれば、それをチェックリストに記載し、写真を撮り、大家にEメールで証拠を送るようにしておきましょう。チェックリストには、大家とテナントの双方がサインする必要があります。
設備の故障を報告
設備や備え付けの電気製品が故障した場合などは、すぐに大家に報告をしましょう。アメリカの賃貸物件では、2ベッドルーム以上の物件ではお手洗いやお風呂が2つ以上ある場合が一般的です。常に一つのみを使用している中で、もう一つが壊れている事に気がついていないこともありますので、注意が必要です。「電球が切れた」など、自分で簡単に修理できる場合を除いて、そのほかの問題は大家に報告しましょう。故障ではあれませんが、例えばカビが壁に発生した場合もそのままにせず、すぐに報告をしてください。水漏れの可能性も考えられます。
庭の手入れ
一軒家になると庭がついている場合があります。この場合、契約によっては、庭師の費用を大家が負担するか、テナントが負担するかが定められています。(庭師をつけない場合もあります)ただし、いくら庭師を雇っている場合でも、庭を含めて家全体の責任者はテナントとなります。入居時には芝生が緑色であったり、庭が整っていた場合、退去時には茶色くなって枯れていたり、雑草に覆われてしまっていると、修繕費が敷金から差し引かれる可能性があります。芝生や庭の植物に問題がある場合、直接大家または庭師に報告し、処置をするよう心がけましょう。修繕にはかなりの費用がかかることがありますので、庭の手入れには十分な注意が必要です。
シャワーヘッドの付け替え
アメリカのシャワーの殆どが固定式で、日本のようにホースがついて手で持てるシャワーではありません。固定式のシャワーですと、湯船の掃除も困難です。。。。アパートでも一軒家でも自分でホース式の手で持てるシャワーを購入し、それに交換しても問題はありません。ホースつきのものは、Aamazon、Home Depo、Lows、ターゲット、ウォールマートなど、どこでも買えます。ただ、元あった固定式のシャワーヘッドは、きちんと保管をして、退去の際に、元のものに戻しておくことを忘れずにしてください。原状回復をして部屋を返す義務があることを忘れずに。
退去通知
アメリカの賃貸アパートでも一軒家でも、契約書にはほとんど「30日前までに大家に退去の旨を報告するように」との記載があります。後で証拠が残るように、Eメールで通知をし、もしすぐに返事がなければ電話をかけてメールが正常に届いているか確認をしましょう。アパートの場合は、賃料の支払いや設備の故障を連絡するオンライポータルサイトを通じて退去通知を行うオプションがある場合もありますので、そちらを利用して退去の意向を伝えてください。
退去時のクリーニング
一軒家の場合、自分でプロフェッショナルクリーニングを頼むことをオススメします。自分でクリーニング費を検討しながらベンダーを選ぶことができます。自分の荷物を全部出した後、クリーニングをしてもらうようにスケジュールを組んでください。絨毯がある物件では、カーペットクリーニングもお願いしましょう。鍵を返却する際にプロフェッショナルクリーニングのレシートを大家へ渡すことで、その証拠になります。こうすることで、敷金から余分なまたは高額なクリーニング費が引かれることを防ぎましょう。
敷金の返却
敷金は通常小切手で返却されます。退去の際に、小切手をどこに送付すれば良いか大家から聞かれます。日本へは送ってくれませんので、アメリカにいる信頼できる友人、同僚、人事の方に確認をしておき、そちらへ送ってもらいましょう。小切手が送られたら、帰任した方のアメリカ銀行口座へ入金をしてもらいましょう。または、その方へ日本の帰任者の住所へ送ってもらい、ご自身で銀行のアプリを利用してモバイルデポジットをすると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?普段から以上の事を気をつけていれば、敷金の返却はそんなに心配することではありません。余分な費用を差し引かれないように以上のポイントに注意しましょう。